一括編集オプションを使用して、最大 1,000 件のオブジェクトレコードを一度に変更することができます。オブジェクトレコードのフィールド値の編集、オブジェクトレコードの削除、オブジェクトライフサイクルにあるオブジェクトレコードの状態変更を行うことができます。
注: オブジェクト: 一括アクション権限がセキュリティプロファイルに含まれるユーザが利用できます。以下でセキュリティ詳細をご確認ください。
オブジェクトレコードを選択する方法
一括アクションにオブジェクトレコードを選択するには:
- 管理者 > 企業管理者からオブジェクトレコードを操作することができます。一部の Vault には、管理者エリア以外のレコードへのアクセスを許可するカスタムオブジェクトタブも含まれています。
- 検索またはフィルタを使ってレコード一覧を絞り込みます。一括編集処理を開始した後でも個別のレコードを非選択とすることができますが、検索はこの段階でのみ可能です。
- アクションメニューで、一括アクションを実行を選択します。これにより、現在のページに表示されるすべてのレコードが選択されます。
- 選択の絞り込みページで、選択されたレコードのリストを確認し、一括編集に含めたくないものを選択解除します。
- 次へをクリックします。さまざまな一括オプションに関するヘルプは以下を参照してください。
レポートからオブジェクトを選択
レポートからオブジェクトを選択する機能は、多数のオブジェクトレコードを編集する場合に特に便利です。この場合、対象レコードを指定するフィルタ付きのレポートを作成します。編集できるのは一度に 1 つのオブジェクトのレコードのみである点に注意してください。レポートがグループ化されている場合は、グループ化を展開してレコードを選択する必要があります。
一括アクションのレポートオブジェクトを選択するには:
- オブジェクトを返す表 (マトリックスではない) レポートを実行します。これらのレポートは、キャンペーンのある製品またはケース回答等のレポートタイプになります。
- レコードリストの上にある、セクションのすべてのアクションメニューから、一括アクションを実行を選択します。
- オブジェクトを選択ダイアログで、アクションの実行対象となるオブジェクトを選択します。
- 続行をクリックします。
- 選択の絞り込みページから、選択したドキュメント一覧を確認し、一括編集に含めたくないものがあれば選択を外します。
- 次へをクリックします。さまざまな一括オプションに関するヘルプは以下を参照してください。
オブジェクトフィールドを更新する方法
オブジェクトフィールドを更新するには、選択されたオブジェクトレコードのオブジェクト: 編集権限が必要です。
編集するオブジェクトレコードの選択方法については、上記をご確認ください。選択後にフィールドを更新するには:
- アクションの選択ページから、フィールドの編集を選択します。
- 次へをクリックします。
- フィールドの編集ページで、Vault は選択されたオブジェクトレコードのすべての編集可能フィールドを表示します。無効なフィールドまたは固有の値が必要なフィールドは、一括編集できません。
- フィールドの編集 (鉛筆) アイコンをクリックして新規の値を入力し、すべてのオブジェクトレコードのフィールド値を編集します。レコードのフィールドが既に入力されている場合には、既存値がこの新規値に置き換わります。フィールドを編集したものの、空欄にしたままにした場合には、Vault はすべての選択済みレコードのフィールドをクリアします。
- 任意の作業: 元に戻す (丸い矢印) アイコンをクリックして、フィールドを既存値に戻します。
- 次へをクリックします。
- 確認ページで変更の概要を確認します。
- 終了をクリックします。Vault はレコードを非同期的に処理します。
オブジェクトレコードを削除する方法
オブジェクトレコードを削除するには、選択されたオブジェクトレコードのオブジェクト: 削除権限が必要です。
削除するオブジェクトレコードの選択方法については、上記をご確認ください。選択後にレコードを削除するには:
- アクションの選択ページから、レコードの削除を選択します。
- 次へをクリックして確認ページを開き、削除を選択したオブジェクトレコードの概要を確認します。このアクションは元に戻せません。特定の状況では、オブジェクトレコードを削除できない場合があります。
- 終了をクリックします。Vault はレコードを非同期的に処理します。
オブジェクトレコード状態を変更する方法
オブジェクトレコードの状態を変更するには、選択されたオブジェクトレコードのオブジェクト: 編集権限が必要です。変更できるのは、同一のライフサイクル状態にあるレコードの状態のみです。Vault は、ライフサイクルと状態ごとに編集可能な状態のみを表示します。
一括で状態を変更するオブジェクトレコードの選択方法については、上記をご確認ください。選択後にレコードを別の状態に変更するには:
- アクションの選択ページから、ステータスの変更を選択します。
- 次へをクリックします。
- ステータス変更の選択ページで、オブジェクトレコードに新規状態を選択します。
- 次へをクリックして確認ページを開きます。続行する前に変更の概要を確認します。
- 終了をクリックします。Vault はレコードを非同期的に処理します。
EDL アイテムからプレースホルダーを作成する方法
EDL アイテムレコード一式に対して最大 1,000 件のプレースホルダーを作成することができます。Vault は、各 EDL アイテムに、予想数と全ドキュメント数のフィールド値の差に基づいて、1 つ以上のプレースホルダーを作成します。Vault は、作成されたプレースホルダーの同様のドキュメントフィールドに、デフォルトとして EDL アイテムレコードのフィールドを使用します。
- アクションの選択ページから、プレースホルダーの作成を選択します。
- 次へをクリックして確認ページを開きます。続行する前に変更の概要を確認します。
- 終了をクリックします。Vault はレコードを非同期的に処理します。
カスタムレコードアクションを一括で実行する方法
Vault Java SDK で作成され、最大1,000件のオブジェクトレコードに対して一括アクションが可能なカスタムレコードアクションを実行することができます:
- アクションの選択 ページから、 レコードアクションを選択します。
- 次へをクリックします。
- レコードアクションの選択 ページで、オブジェクトレコードに実行するカスタムレコードアクションを選択します。
- 次へをクリックします。
- 入力のプロンプトを求められたら、必要に応じて入力します。
- 次に進む前に、 確認 ページで変更内容の要約を確認します。
- 終了をクリックします。Vaultはカスタムレコードアクションを 非同期で処理します。
関連セキュリティおよび権限
Vault の包括的セキュリティ設定は、オブジェクトレコードの一括更新にどのユーザがアクセスするかを制御することができます。
タイプ | 権限 | 説明 |
セキュリティプロファイル | アプリケーション: オブジェクト: 一括アクション | 一括アクションオプションにアクセスできるアクションメニューを表示するには、アプリケーション: オブジェクト: 一括アクション権限を付与するセキュリティプロファイルが必要です。この権限は、以下の正しいオブジェクト権限と組み合わさり、フィールドの編集、レコードの削除、一括アクションを使用した状態の変更ができます。 |
セキュリティプロファイル | オブジェクト: 編集 | オブジェクトフィールドの更新、またはオブジェクト状態の変更を行うには、オブジェクトに編集権限が必要です |
セキュリティプロファイル | オブジェクト: 削除 | オブジェクトレコードを削除するには、オブジェクトに削除権限が必要です。 |
カスタム共有ルールを使用するオブジェクトについては、編集または削除される個別のオブジェクトレコードに所有者ロールまたは編集者ロールを持っている必要があります。
一括アクションの処理時間
一括変更は「非同期的に」発生します。これは、特にアクティビティの多い Vault の場合、変更が反映されるまでに遅延が生じる場合があることを意味します。一括アクションを確認後、Vault は、変更を他の非同期タスクと同じキューに配置します。変更が完了すると、通知ページに通知が表示され、Vault から通知メールが送信されます。