サブミッションコンテンツを執筆する際に、Vault 内のブックマークと移動先をターゲットとするソースドキュメント内のクロスドキュメント Permalink を作成できます。Microsoft Word™ ドキュメントでは、作成したリンクを執筆プロセス中にコンテンツ変更としてそのまま残すことができます。Vault では、新しいミニブラウザウィンドウに埋め込まれたリンクを開いてドキュメントを簡単に確認できます。

また、RIM Submissions では、Vault は移動先をターゲットとするリンクを、ページと座標をターゲットとするリンクに変換します。管理者は RIM Submissions Vault 内でこの機能を有効化する必要があります。

Vault の Permalink、つまり固定リンクは、バージョンを超えてドキュメント内のロケーションをターゲットとする永続的な識別子です。例えば、ユーザが新しいページを追加してターゲットドキュメントを更新した場合、Vault は自動的に新しい位置をターゲットにするように Permalink を更新して変更に対応します。動的リンクはターゲットが Vault によって生成された MS Word™ ドキュメントのレンディションである場合でも、有効性を維持することができます。

MS Word™ ドキュメントの動的リンクについて

動的リンクを有効にすると、Vault は MS Word™ DOCX ドキュメントを更新してドキュメント内の各見出し、表、図、タイトルスタイルごとに、PDF の移動先が含まれるようにします。これらは、表示可能レンディションのブックマークターゲット内および MS Word™ ドキュメント内に存続します。

ドキュメントに Permalink を作成するには:

  1. Vault から目的のドキュメントをチェックアウトして開きます。
  2. リンクに使用したいテキストを選択します。
  3. 選択したテキストを右クリックして、リンクをクリックするとハイパーリンクの挿入ダイアログが開きます。
  4. Vault 内でリンクを作成するドキュメントを開きます。
  5. ブックマークパネルを開きます。
  6. ターゲットとなるセクションにマウスオーバーして、リンクのコピーアイコンをクリックします。指定したセクションの URL がクリップボードにコピーされます。
  7. MS Word™ のハイパーリンクの挿入ダイアログに戻ってアドレスフィールドに URL を貼り付けます。
  8. ドキュメントを保存して Vault に再びチェックインします。これでユーザが新しいリンクを使用してソースドキュメントからターゲットドキュメントに移動できます。

パブリッシングプロセス中に、Vault は Permalink を PDF 相対パスリンクに変換します。複数のアクションがリンクに関連付けられている場合、Vault はリンクのすべてのアクションを調査し、最初にサポートされるアクションに移動できます。

有効にすると、Permalink を参照するリンク注釈を作成できます。Permalink へのリンク注釈は、常にユーザをターゲットドキュメントの最新バージョンに誘導します。詳細については、リンク注釈およびドキュメントリンクの使用を参照してください。

パブリッシングプロセス中に、Vault は Vault 内でコピーされたブックマークまたは移動先リンクを使用して作成された MS Word™ ウェブリンクを、コンテンツプランレコードのパブリッシュ済み出力先 (xml_xlinkhref__v) に基づく相対パスを使用する標準 PDF ハイパーリンクに変換します。

制限

動的リンクが有効化されている場合、Vault は 1,500 件を超えるブックマークがある DOCX ソースドキュメントをレンダリングできません。