階層ビューアは、RIM Registrations Vault のXML 要素レコードまたは製品レポート、製品レポート項目、および原料製品レポート項目レコードなど、関連するオブジェクトレコードの階層構造を表示します。階層ビューアを使用すると、1 つの Vault ページからすべての該当レコードを表示し、多数のタスクを完了させることができます。
階層ビューを開くには
階層ビューアを開くには:
- 企業管理者またはカスタムタブから、XML 要素名レコードなどのオブジェクトレコードを開きます。
- ツリーレイアウトの表示ボタンをクリックします。
- 階層ビューアが開きます。オブジェクトレコードビューに戻るには、ページ上部のブレッドクラムナビゲーションを使用します。
階層ビューのコンポーネント
このセクションでは、階層ビューア内で使用できる様々なコンポーネントについて説明します。
マスター領域
左側のマスター領域、またはツリービューには、ルートレベルのレコードに関連するすべてのオブジェクトレコードの階層が表示されます。矢印アイコンをクリックして、各セクションを展開したり折り畳んだりします。アイテムをクリックすると、アイテム、アイテムの兄弟および子孫がグリッド領域に表示されます。
タブアイコンをクリックするとツリービューが折り畳まれて、グリッド領域が全画面に表示されます。再度タブアイコンをクリックするとツリービューが展開され、表示が通常の状態に戻ります。
グリッド領域
右側のグリッド領域には、マスター領域でルートとして選択されたレコードと、その兄弟レコードおよび子レコードが表示されます。グリッド領域では以下が行えます:
- フィルタリングして、直近の子孫レコードまたはすべての子孫レコードを表示します
- レコードのフィールド値を編集します
- レコードを順序変更します
RIM Submissions Vaults でコンテンツプランテンプレートを表示する際、水平方向にスクロールするとグリッド領域の名前列がフリーズするため、常にどのレコードを表示しているのかがわかります。
アクションメニュー
階層ビューアには 4 種類のアクションメニューがあります:
- メインメニューは、右端の現在のレコード数の横にあります。
- グリッドアイテムメニューは、グリッド領域のオブジェクトレコードにマウスオーバーすると表示されます。
- グリッドメニューは、階層ビューアの検索フィールドのすぐ上にあります。
- マスター領域のアイテムメニューは、マスター領域内のオブジェクトレコードにマウスオーバーすると表示されます。このメニューは、RIM Registrations Vaults の製品レポートでのみ使用可能です
アイコン
階層ビューアでは、それぞれのレコードにクリップボードアイコンが付いています。子オブジェクトからのオブジェクトレコードにチェックマークアイコンが付いています。非アクティブレコードにはレコードを見つけやすいように打ち消し線アイコンが付いています。
ブレッドクラム
マスター領域のアイテムを選択すると、Vault は選択を反映するように領域のすぐ上にあるブレッドクラムトレイルを更新します。ブレッドクラムトレイルのリンクをクリックすると、マスター領域とそのセクションを表示するグリッド領域が更新されます。
グリッド領域をカスタマイズする
階層ビューアは、グリッド領域をカスタマイズするオプションを提供します:
表示されるレコードをフィルタリングする
グリッド領域で、子の表示またはすべての子孫の表示のいずれかをドロップダウンから選択することができます。
子の表示は、マスター領域で選択したレコードの子であるレコードのみを表示します。
すべての子孫の表示は、マスター領域に選択した子孫 (孫など)を表示します。
オブジェクトのフィルタリング
すべてのオブジェクトドロップダウンからグリッド領域に表示するオブジェクトを選択します。特定のオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトに関連する列のみがグリッドビューに表示されます。すべてのオブジェクトを選択すると、それぞれの有効なオブジェクトの列がグリッドビューに表示されます。
CSV または Excel にエクスポートした場合、Vault は選択したオブジェクトの列のみを含めます。子孫の Excel ツリーをエクスポートした場合、Vault はすべてのオブジェクトの列を含めます。
列のサイズを変更する
各列の幅を変更するには、列の見出しの端をドラッグします。
列の配置を変更する
列ヘッダーをクリックして、オブジェクト列グループの新しい場所にドラッグすると、各オブジェクトの列の順序を変更できます。ドラッグしている間は、移動後の位置がオレンジの線でハイライト表示されます。名前列は移動できません。
列の追加または削除
列を追加または削除するには:
- メインアクションメニューから、列の編集を選択します。
- ダイアログボックスで、有効な列ボックスと選択された列ボックスとの間でフィールドを移動できます。
- 選択された列ボックスで上矢印ボタンと下矢印ボタンを使用すると列の順序を変更できます。
- 任意の作業: すべての設定をデフォルトに戻すには復元を選択します。
- 保存をクリックします。変更をキャンセルするには、X アイコンまたはキャンセルをクリックします。
列テキストの表示をカスタマイズする
テキストが長すぎて列に収まりきらない場合があります。メインアクションメニューで、セルのテキストの省略とセルのテキストの折り返しのオプションを使用すると、セルのテキストの省略と折り返しを切替えることができます。
階層ビューアでの作業
レコードの作成
新規レコードを作成するには、グリッド上にある作成ボタンをクリックします。複数のオブジェクトが利用可能な場合は、レコードを作成したいオブジェクトを選択します。オブジェクトおよびオブジェクトタイプを選択すると、Vault はレコード作成ページを開きます。保存をクリックすると、Vault はビューアに戻り、新規のレコードを表示します。
インライン編集
グリッド領域のオブジェクトレコードフィールドはインライン編集を行うことができます。
ルートとして表示
グリッドのアクションメニューからルートとして表示アクションを開始すると、Vault は、グリッド領域とマスター領域にルートレベルとして選択されたレベルを表示します。
順序変更
兄弟レコードを順序変更するには:
- 階層ビューアでレコードを開きます。
- 子の表示を選択します。
- グリッドにあるレコードのアクションメニューから、再配置でオプションを選択します。正確な位置の設定を選択した場合、リスト内のレコードの位置を設定するのダイアログが開きます。レコードの位置を入力します。位置は、リスト内のすべてのレコードの順番を表す数字です。例えば、3 を入力するとレコードがリストの 3 番目に配置されます。
- OK をクリックします。Vault がオブジェクトレコードを順序変更します。
階層ビューアでの検索
グリッド領域の上に表示される検索フィールドを使用すると、現在の親レコードにあるすべてのレコードを検索することができます。
- グリッド領域の上にあるオブジェクトセレクタドロップダウンから、検索するオブジェクトを選択します。すべてのオブジェクト上では検索できません。
- 検索用語を入力します。階層ビューアは大文字と小文字を区別して、名前フィールドのみを検索します。
- 検索ボタンをクリックするか、Enter を押します。
- 検索フィールドの X をクリックすると、前の表示に戻ることができます。
一括アクション
階層ビューアで一括オブジェクトレコードアクションを使用して、レコードの編集と削除が行えます。階層ビューアで一括アクションを実行するには:
- グリッド領域の上にあるオブジェクトセレクタドロップダウンから、特定のオブジェクトを選択します。すべてのオブジェクトでフィルタリングしている場合は、一括アクションを開始することができません。
- 任意の作業: 検索を使用して、一括アクションに含めるレコードのリストを絞り込みます。
- メインアクションメニューを開き、一括アクションを開始します。
オブジェクトレコードを開く (RIM Registrations)
製品レポートを RIM Registrations Vault で閲覧する時は、グリッドペインの各レコードの横にあるポップアウトアイコンをクリックすると、階層ビューアで現在のビューを維持しながら、ミニブラウザウィンドウでそのレコードを表示できます。ミニブラウザウィンドウのオブジェクトレコード詳細ページでは、以下を行うことができます:
- レコード詳細の編集と保存
- レコードのアクションメニューへのアクセス
- 矢印を使用して、階層ビューアのグリッドに表示されているレコードのリストを進みます。
階層ビューアから別のレコードを開くと、Vault は現在のビューアを新しい詳細情報でリフレッシュします。階層ビューアグリッドのレコードリストを変更しても、ミニブラウザウィンドウでは元のレコードリストが維持されます。ミニブラウザウィンドウを開くには、ブラウザのポップアップを有効にする必要があります。
無効なレコードの表示および非表示 (RIM Submissions)
RIM Submissions Vault でコンテンツプランテンプレートを表示しているとき、メインアクションメニューの上にある無効を非表示をクリックすると、無効なレコードの表示および非表示を切り替えることができます。無効なレコードを非表示にすると、マスター領域とグリッド領域の表示がすっきりするため、必要なレコードを探しやすくなります。非表示になっていない場合、すべての無効なコンテンツプランおよびコンテンツプランアイテムレコードで通常通りに作業することができます。次に階層ビューアを開くと、Vault は自動的にビューにフィルタリングを実行し、前回の選択結果に基づいて無効なレコードを表示または非表示にします。
階層ビューアで無効なレコードを非表示にすると、Vault はすべての無効なコンテンツプランおよびコンテンツプランアイテムレコードをすべての子孫の Excel ツリーのエクスポートから除外します。Vault は無効なコンテンツプランセクションの子孫である有効なレコードもすべて除外します。
キーボード ショートカット
キーボードショートカットを使用して、階層ビューアのフィールドに移動することができます。
階層ビューをエクスポートする
詳細階層ビューは Excel™ または CSV にエクスポートできます。これらのエクスポートアクションは、メインアクションメニューで使用できます:
- すべての子孫の Excel ツリー表示では、ビューがすべての子孫の表示形式で、フィールドが XLSX 形式でダウンロードされます。
- CSV では、CSV (カンマ区切り値) 形式でフィールドがダウンロードされます。
- Excel™ では、ファイルが XLSX 形式でダウンロードされ、列の見出し、幅の設定およびフィルタは維持されます。Excel™ 2007 以前のバージョンでは、CSV 形式でのエクスポートを選択して Excel™ にインポートしてください。
Note:: Vault はエクスポートのファイル名に以下の文字を含めません: <、>、:、』『、/、\、|、?、*
すべての子孫の Excel ツリーをエクスポートする
階層ビューアからすべての子孫の Excel ツリーをエクスポートするとフォーマット済みリストが生成され、これには異なるオブジェクトフィールドの列が含まれます。スプレッドシートでは、列の見出しと列の幅の設定が維持されます。
各レコードはスプレッドシートの 1 行になります。インデントされたレコードはビューアの階層と一致し、親、子、兄弟の関係を視覚的に示します。名前列の値は、そのドキュメントのドキュメントビューアにリンクされます。